ゆんたく・徒然 奥の深い沖縄。その沖縄をもっと知りたいヤマトの人々、
古里沖縄をあまり知らないと”ウチアタイ”するウチナーンチュ。
そんな方のお役に立てたらと願う、「青春」を謳うナイチャー、
NPOの一員です。

ゆんたく・徒然 ( ゴーヤー )

 

沖縄の梅雨明けを告げる、「ユッカヌヒー」(旧暦5月4日=新暦6月21日)に糸満市で行われる予定だった糸満ハーレーは、台風6号の接近のため27日に延期され、鉦打だけが6月14日未明厳粛に執り行われました。宮古や八重山では御願ハーリーが滞りなく行われ、沖縄の本格的夏到来となりました。

遠い水平線に同じ高さにぽこぽこと並ぶ入道雲が碧い空に映えわたり、エメラルドの海はさらに色合いを増し、白いビーチは見ていると眩しさのため“涙(なだ)そうそう”になりそうです。沖縄口で夏の沖縄を表現するとこんな感じでしょうか。ティーダカンカンのビーチはマフックァー(太陽がかんかん照りの激しさで、ビーチは頭の中まで白くなる暑さ)。ブチクンの暑さを避け日陰や木陰でトゥルバルだけ(ひっくり返ってしまいそうな暑さを避け何もせずただ“ぼー”っとして過す。「オキナワンチルダイが一番さー」(沖縄の暑い長い夏とつきあうには筋肉も筋力もだらーっと延びきった状態でいることが一番いい)。・・・・

あいっ!もうひとつ秘訣がありますよ。生スライスや、島豆腐を使ったチャンプルーにしてゴーヤーを食べる事です。ゴーヤーチャンプルーにはほんの少しコーレーグース(島唐辛子を泡盛の中に漬けた調味料)をかけて頂くとチルダイになれるかも。「ちゅらさん」でゴーヤーマンが登場し沖縄のゴーヤーはすっかり全国区になりましたが、『日本標準商品分類』では『にがうり(ゴーヤー)』と表記されています。沖縄県農林水産部は『ゴーヤー』と表記しています。昨今は私の住んでいるさいたま市でも手に入りやすくなりました。沖縄の味を楽しめることは嬉しい限りです。

でも何故か売り場の表記は殆ど『ゴーヤ』となっています。八重山では『ゴーヤ』と呼ぶところがあるそうですが。因みに宮古では『ゴーラー』だそうです。ヤマトンチュの皆さん『ゴーヤー』と伸ばして正しく呼んでください!名前を正しく呼ぶ事は人間関係の第一歩、ここで間違えては親交も何もありません。沖縄口は伸ばす伸ばさないがデリケートです。『ウチナーンチュ』と伸ばします。『かたくなに語尾を伸ばさないヤマトンチュ問題が21世紀にも持ち越されたのは、15年問題とともに遺憾である。チバリヨー(がんばれ!)も最近はチバリよ!になってしまった』とB社の新城和博氏は嘆いています(「新おきなわキーワード」)。『ウチナンチュー』となったらどうでしょう。ウチナ=浮名、チュー=今日、ですから『浮名の今日』の意味になります。大変ですよね、使う時はよく確かめてと私も自戒しています。

ゴーヤーを食べると何故夏が乗り切りやすいのでしょうか。モモルデシチンという苦味が中枢神経に作用し食欲増進やアドレナリンの分泌を良くする事と、レモンの3倍、キャベツの4倍ともいわれるビタミンCの高い含有量です。しかも熱でこわされることが殆どないビタミンCとなれば鬼に金棒です。このゴーヤーもウリミバエが寄生する植物として規制され1993年からやっと県外に出荷可能となった歴史があります。種類はアバシゴーヤーとレイシゴーヤーがあり品種は収穫率の高い「群星(むるぶし)」と冬場に強い「汐風」とがあるそうです。更なる興味をお持ちになられた方は“ゴーヤーパーク”へ出向かれては如何でしょうか。「ゴーヤーの里」は名護市中山区です。(キジムナーの里は?シーサーの里は?・・2月のゆんたく・徒然「シーサー」を見て!)

ウチナーンチュの方にゴーヤーの思い出を聞きましたところ殆どの方が子供の時に飲まされたジュースの飲みにくかった事でした。ジュースは私今も苦手です。苦さより青臭さがぐっと来るのですね。

沖縄で作られたゴーヤーがどんどんヤマトにきてヤマトゥの食卓を飾ってほしいと思います。色々事情はあっても「ゴーヤー」は沖縄そのものですから。沖縄産マンゴーともども末永く沖縄の名前をつけてヤマトに運んできてくださいね。

 

ウチナー口(沖縄方言)など解説

「涙(なだ)そうそう」= 森山良子作詞、BEGIN作曲、唄:夏川りみ、ですね。宮古では涙ダダダダとなるそうです。
「オキナワンチルダイ」=
高嶺剛監督の映画題名。チルダイは失望落胆してぐったりした様子が普通かな。ここではただ「だらけた状態」「だらかん状態」で使いました。
「チバリヨー」=
ご存知夏の甲子園球場の応援横断幕の字。アナウンサーが千葉寮と読んだ話あり。昔のことですが、今は本文の変化です。「県民性はチバリヨーが薄い」との説もある。
「ゴーヤーパーク」=
瑞泉HP表紙の下にある、真南風(まはえ)プラスをクリックしてそこで検索してください。地図も案内もありますよ。

プロフィール

楠 通志
1942年1月生まれ(みずがめ座 O型)。福山市出身。
1976年頃初めて沖縄入り。以来、本島以外に宮古島、多良間島、石垣島、与那国島、竹富島、等々を訪問し自然風景中心の撮影にいそしむ。沖縄病歴10年強。
今年の目標は「サガリバナ」を撮ることと組踊りを国立劇場でみること。

 

  1. 今年は台風の当たり年でしょうか。ダムの水は大丈夫なのでこのへんにして欲しいものです。
  2. 23日慰霊の日、高校野球県大会の開催されたその日沖縄地方の梅雨は明けました。
  3. 日焼けとハブクラゲには気をつけてください。ツナギの長袖がいいかな?子供用は見ましたがさて大人用は??

     

 

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