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「東京大学 分子細胞生物学研究所 創立50周年記念式典」開催

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5月9日、「東京大学 分子細胞生物学研究所 創立50周年記念式典」が、東京大学構内山上会館にて開催されました。

近年、他国に遅れることなく我が日本においても遺伝子資源として有用微生物の重要性があらたに見直されておりますが、同研究所は、酒の神様といわれる故坂口謹一郎東大名誉教授によって、文部省との様々な折衝の後1953年に設立され、終戦後の日本の応用微生物学界に新しい知識を導入してこられ、数々の金字塔が立てられました。

そしてその中のひとつに「戦前の沖縄泡盛の黒麹菌」がありました。
沖縄では、酒屋ごとに伝えられていた個性豊かな黒麹菌が戦禍によって灰塵に帰し、消滅したとされてきましたが、1935年に沖縄を訪れた坂口教授らによって採集された菌が、60有余年たった今でも研究所に現存していることがわかりました。
そして唯一見込みのあった瑞泉菌によって、1998年、泡盛の蒸留に成功し、失われた伝統の味を現代に甦らせることができました。
そのみごとな復活劇は、全国の各マスコミによって、「戦禍超えた黒麹菌」というセンセーショナルな見出しで報道され、「幻の泡盛」造りに着手し商品化に成功した瑞泉酒造には、全国から予約が殺到。そして、その御酒の風味について、一部記事によると、「熱帯の花園のような濃密で複雑で甘やかな、例えて言えば、女優の佐久間良子にギュッと抱きしめられたような匂いがした、ような気がする」と感想が述べられています。

今回の(瑞泉酒造も招待された)50周年式典には、官民より多くの応用微生物学界の権威が出席され、坂口名誉教授の数々の功績が称えられました。そして、まさに「微生物学の応用の見事な産物」とされた瑞泉酒造の「御酒」で祝杯が挙げられ、また、特別につくられた「研究所記念版御酒」が式典の記念品としても出席者に配られました。

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